agu_NEXT(アグネクスト)代表パーソナルトレーナーの安久 友規(アグユウキ)です。
気になることやもう少し知りたい方、頼ってみたいと思った方はライン登録へ
公式アカウント登録下記の画像をクリック
筋トレや運動をするうえで「筋肉を大きくしたい」「持久力を高めたい」と思ったことはありませんか?
その答えを知るカギは、筋肉の仕組みと細胞レベルでの特徴にあります。今回は 筋肉の構造・筋細胞をわかりやすく解説します。
人間の体にある筋肉は大きく3種類に分かれます。
• 骨格筋 (骨に付着し、自分の意思で動かせる筋肉)
(トレーニングで鍛えるのはこれです)
• 心筋(心臓を動かす筋肉。)
休むことなく働き続け、自分の意思では動かせない。
• 平滑筋( 内臓や血管を動かす筋肉。消化や血流を調整する。)
もう少し詳しく知りたい方はこちらをクリック
骨格筋はたくさんの細長い細胞の束でできています。
外側から内側(筋原繊維→筋繊維→筋束→筋肉)の順番になっています。
さらにその中には「筋原線維」があり、その中にある アクチン と ミオシン というタンパク質が滑るように動いて、筋肉は伸び縮みします。
骨格筋を構成する筋線維には大きく3種類があります。
1. 遅筋線維(タイプI線維)
• 特徴:酸素を使ってエネルギーを生み出す。疲れにくく持久力がある。
• 色:赤っぽい(ミオグロビンが多いため)。
• 得意:長距離(マラソンやウォーキングボディパンプ)など持久系運動。
2. 速筋線維(タイプII線維)
• 特徴:瞬間的に大きな力を出せるが、すぐに疲れやすく回復に時間がかかる。
1セットのトレーニングのレスト(休憩が3〜5分)くらいかかる人もいます
• 色:白色に近い。
• 得意:短距離走、ウエイトリフティング、ジャンプなど瞬発的で爆発的な動作。
※さらに速筋はIIa型(中間タイプ)とIIx型(瞬発力特化タイプ)に分けられます。
もう少し詳しく知りたい方はこちらをクリック
• 筋トレで大きくなるのは主に中間繊維 、速筋線維
高重量・低回数の刺激で発達しやすい。
性別や人種(人によって)元々、身体についている筋繊維の種類の割合が違う。
(速筋繊維の割合が元々多いDNAの選手に、瞬発力の競技に勝つには相当難しいですね)
• マラソンやサイクリングで活躍するのは 遅筋線維
軽重量・高回数の刺激で発達しやすい。
軽い負荷で長時間動かすことで強化され脂肪をエネルギーに変えやすい。
筋肉は「筋繊維という細胞の束」でできており、その中で分子レベルの仕組みが働いて力を生み出しています。
さらに筋繊維には「速筋」と「中間」「遅筋」があり、それぞれ得意分野が違いどの「筋繊維を鍛えるか」でも体の変化は変わってきます。
人によって速筋、中間筋、遅筋の割合は生まれつき異なりますが、トレーニング次第である程度の適応は可能です。
トレーニングの効果を高めるには、筋肉の構造や細胞の特徴を理解したうえで、自分の目的に合わせた刺激を与えることが大切です。
©2023 TSUNAGARUCRAFT