agu_NEXT(アグネクスト)代表パーソナルトレーナーの安久友規(アグユウキ)です。
前回は「タンパク質」についてお話ししました。
今回はその続きとして、タンパク質を構成する「アミノ酸」、特に体に必要不可欠な必須アミノ酸と、それを評価するアミノ酸スコアについて解説します。
タンパク質は、20種類のアミノ酸から構成されています。
その中で、体内で合成することができず、食事から摂取する必要がある9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼びます。
必須アミノ酸の9種類
• イソロイシン
• ロイシン
• リシン(リジン)
• メチオニン
• フェニルアラニン
• トレオニン(スレオニン)
• トリプトファン
• バリン
• ヒスチジン
これらの必須アミノ酸がバランスよく含まれていることで、体にとって「質の良いタンパク質」となります。
アミノ酸スコアとは、食品に含まれる必須アミノ酸のバランスを数値化したものです。
(リジンが50とすればアミノ酸スコアが50となる。)他が100だとしても。。。
基準となるのは、人間の体が必要とするアミノ酸の理想的な比率。
この比率と実際の食品のアミノ酸構成を比較し、最も不足しているアミノ酸(制限アミノ酸)に合わせてスコアが決まります。
つまり一つでも欠けているアミノ酸があれば、そこが基準となる。
上記の図で言えばリジンが基準値
• スコア100:必須アミノ酸が理想的なバランスで含まれている=高品質なタンパク質
• スコアが低い:何かの必須アミノ酸が不足している
例:アミノ酸スコアが高い食品
• お肉、卵、牛乳、魚、など(スコア100)
例:アミノ酸スコアが低めの食品
• 白米、小麦など(単体だと一部のアミノ酸が不足)
たとえば、白米と納豆を組み合わせると、それぞれの不足しているアミノ酸を補い合い、結果的にアミノ酸スコアの高い食事になります。これを「アミノ酸の補足効果(相補性)」と呼びます。
必須アミノ酸は体にとって必要不可欠ですが、もちろんバランスよく摂取することが重要です。
アミノ酸スコアを意識することで、「ただタンパク質を摂る」だけでなく、「質の良いタンパク質を摂る」ことができます。
健康維持や筋肉づくりを目指す方は、食品選びの参考にしてみてください。
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